空港情報ポータルの舞台裏・その4
観光地の情報を見つけやすくする
観光地のプロモーションは、多くの場合、その地域の市町村・観光協会・商工会などが担っています。調べてみると、日本全国には1,500以上の観光協会が存在し、その大部分がホームページを通じて情報発信を行っていることが分かりました。
日本の都道府県は47、市町村は1,741。
この数と比較しても、ほとんどの地域が観光関連の情報発信を行っていると言えます。
観光協会のホームページを見ていると、観光ガイドブックにも載っていないような貴重な情報に出会うことがあります。地域の人しか知らないスポットや、季節限定のイベント、地元ならではの体験など、旅の幅を広げてくれる“宝物”のような情報です。
しかし残念ながら、こうした情報にたどり着くのは簡単ではありません。
有名観光地であれば観光協会名を検索すればすぐに見つかりますが、観光地名と市町村名が異なる場合や、観光協会の名称が地域名と一致しない場合、検索しても目的のサイトに行き着けないことが多いのです。
近年は、有名観光地のオーバーツーリズムが問題になっています。
だからこそ、あまり知られていない観光地を新しく発見することが、旅の新しい楽しみ方になると感じています。
そこで私は、「観光協会のサイトをもっと見つけやすくできないか」という点に着目しました。
まず、全国の観光協会サイトの一覧を作成しました。
次に、それぞれの観光協会の所在地を地図上にプロットできるよう、住所と緯度・経度を調べて整理しました。
こうして集めた情報をもとに、
観光協会(観光地)を地図上で探せる“観光協会マップ”
——つまり、観光協会サイトへのマップリンク集を作成したのです。
現在は空港からの距離に対応したマップとして提供しています。
旅行者が「空港から先の旅」をもっと楽しめるように。
そして、地域の魅力が埋もれないように。
そんな思いから生まれた取り組みです。

