空港情報ポータルの舞台裏・その2
その情報が早くわかれば
旅行や仕事で空港を利用した際、到着ロビーに出ると観光案内所やパンフレットラックが目に入ります。地域の観光情報やイベント案内、割引クーポンなど、旅に役立つ紙資料が数多く並んでいます。リムジンバスやレンタカーに乗るまでのわずかな時間に、気になったパンフレットを直感的に手に取り、手荷物に入れて移動することも多いと思います。
しかし、その場ではゆっくり読む余裕がありません。バスの乗り場や次の予定が気になり、パンフレットを開くのは後回しになりがちです。旅の初日を終え、宿泊先で荷物を整理するタイミングになって、ようやく手に入れたパンフレットを見返すことがあります。
そのとき、翌日以降の旅程に役立つ情報が見つかれば良いのですが、時には「初日に訪れた場所の近くに、こんなスポットがあったのか」「クーポンがあれば割引が使えたのに…」と、少し残念な気持ちになることもあります。こうした経験は、多くの方に心当たりがあるのではないでしょうか。
もし、到着ロビーや観光案内所に置かれている“お宝情報”を、飛行機の中や出発前に入手できたら、旅の計画はもっとスムーズになり、機会損失も減らせるはずです。
そこで、空港や観光案内所に置かれているパンフレットの情報を、効率よく入手できる仕組みを作れないかと考えるようになりました。パンフレットをデジタル化(PDF化)し、Web上で検索・閲覧・ダウンロードできるようにすることが最短の解決策です。
ただし、実現にはいくつかの課題があります。
ひとつは、パンフレットの設置には広告代理店や空港会社など複数の関係者が関わっており、調整が必要な点です。
もうひとつは、近年のペーパーレス化の流れで、紙媒体よりもオンライン広告へ移行する動きが強まっていることです。
オンラインで公開されている観光情報を集めてリンク集を作ることは、私たちが得意とする分野ですが、情報の分散や更新頻度の問題もあり、まだ十分に実現できていないのが現状です。

