空港の情報だけでは役不足

空港情報ポータルの舞台裏・その3
空港の情報だけでは役不足

空港の情報を集約したサイトを構築してから、気がつけば20年近くが経ちました。その間にインターネットの世界は大きく進化し、情報の扱われ方も大きく変わってきました。

サイトを立ち上げた当初は、ネット回線の速度が遅く、ホームページに画像を入れると「重くて使えない」と言われる時代でした。1ページの容量はできるだけ小さく、シンプルにまとめることが“お約束”だったのです。

しかし今では、そうした制約はほとんどありません。あらゆるジャンルのWebサイトが存在し、膨大な情報が日々発信されています。Yahoo! や Google などの検索ポータルで情報を探すのが当たり前になりましたが、サイト数が増えすぎたことで、逆に「欲しい情報が見つからない」という状況も増えてきました。

さらにここ数年は、生成AIがさまざまなアドバイスをしてくれるようになりました(その正確さには不安もありますが)。
こうした“情報環境の劇的な変化”の中で、従来の「日本の空港情報ポータル」が担ってきた、空港の検索リンク集としての役割は、以前ほどの必要性がなくなってきていると感じています。

そこで私は、空港を単なる“交通の拠点”としてではなく、観光地への入口として捉え直すことにしました。
空港周辺の観光地や地域情報を整理し、旅行者が「空港から先の旅」をもっとスムーズに楽しめるようにする——そんな新しい視点を加えることにしたのです。